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作品コンセプト |
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![]() 'Organism'Series ' 2009 |
'Organism'Series
Keiko Sugiyama studied graphic design in Japan and printmaking at the Royal College of Art in London before returning to work in Japan. Her overiding interest is the detail of plants and their strong but delicate forms remain her favourite motifs. Sugiyama found the technique of etching to be the perfect way to express the beauty of plants with their intricate detail and structure. She realised that the characteristics of the medium which can produce routine duplications could also metaphorically reflect the way plants duplicate themselves. The expression of her work takes its form here as an installation. Images printed on Japanese paper are torn into separate elements and composed freely in space to create a work that is impossible to duplicate. The completed work is in complete contrast to the very nature of printmaking. As individual elements multiply they are transformed collectively into shapes and forms as if living organisms have bred freely and claimed the entire space. Delicate and relentless they continue to metamorphose and redefine the space that surrounds the viewer - forming a mesmerising presence. |
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![]() Flower IV '蘭' 2003 日仏会館 エントランスホール |
杉山の作品は、和紙に刷ったエッチングを一枚一枚手でちぎったものを壁面や天井に貼り込んでいくという独自の技法をとる。空間全体を舞台に繰り広げられるインスタレーションは、個展会場の規模や雰囲気に応じて変幻自在にその形を変える。葉や種子、蕾といった植物のモチーフが、重ねられ、連なり合いながら小宇宙を繰り広げ、ある時はタペストリーや壁画のように、またある時は華やかなドレスになったり、という具合だ。杉山の作品発表の場は、ギャラリーにとどまらない。元チョコレート工場やジョンソーン博物館で有名な建築家の邸宅、ホテルの一室、理容店などといったスペースで、新たなインスピレーションが開花しインスタレーションが実を結ぶ。ウィリアム・モリスに代表されるイギリスの壁紙文化に影響を受けた彼女は、「建物自体に何らかの物語のような名残が感じられる空間に心惹かれる。その空間をどう変えていくかに興味があり、撤去したとたん何の痕跡もなくなるところも魅力」と語る。展示空間を、たんなる背景ではなく、作品の一部として巧みに取り入れてしまうのも彼女ならではの持ち味。さて今度の個展では、どんな空間でどんな作品を見せてくれるのか。毎回異なる変幻自在の小宇宙が展開されるだけに、目が離せない。 |
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2006 |
「レッド・ドレス」 2006.6.1(木)。搬入・展示の日。11:00a.m.ちょっと過ぎに、徒歩で現場へ。洋裁用の「人体」は、数日前に運び済み。当日はいつもながらコンパクトにまとまるエッチングを下げて到着。あまりの身軽さに驚かれる。和紙だからね。約6mx7mの広さ。天井高さ2m 75cmは 、高めでうれしい。ギャラリー真ん中に、ボディーをおく。身長を170cmに調整。上から85・60・85のスリムな理想型。はじめに胸と背中のアキ具合を決めて、貼り付け開始。1枚1枚慎重に位置決めをする。会期中にはがれない様、接着剤の量を加減しながら・・・。神経が張りつめる。1:00p.m.助っ人到着。「背中から殺気が出てたよ。」といわれる。彼女には2002年から始めたdress series の展示に協力してもらっている。2人掛りで黙々と花を着せつけてゆく。裾のふくらみを、梱包材で型作りながら整えてゆく。裾まわしをどう開いてゆくかの段になると、俄然おもしろさに夢中になる、余裕が出て来た。 布張りの天井からの光が、自然光の様でやさしい。 気分や体力、季節や時間帯によっても、その日出来上がる作品のカタチは、予想しにくい。アタマで考えた通りにはならない。スタジオでいくら予行演習をしてきても、その場でどんどん決まってゆくのが、インスタレーションの面白い所。こわい所でも、ある。床をはいながら、裾の流し方を、あれこれやってみる。一番シンプルな丸いかたちになった。5時間をちょっと過ぎて設営完了。 6.2(金)オープニング当日。4:00p.m.過ぎに会場へ向かう。まずは、1枚もはがれておらず、安心。スタッフとアーティストトークの打ち合わせ。人前で話すのと文章で作品を伝えるのは、困難を極める。毎回逃げ出したくなる程、困ってしまう。インタビュー形式で進めてくれるとのことで、ほっとする。100枚を超える赤いドレスの円形に沿って、集まってくれた人達が、立ち並んでくれたのが、只、ただ、印象的でうれしかった。 *グループ展「BOUNDARY」でも、杉山の「レッド・ドレス」シリーズが観られます。詳しくは「美術館&イベント情報」ページへ。 |
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受賞作品 |
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2001 |
「Red Petal」 etching,agatint/Japanese paper トリエンナーレマイダネク入選作品 (ポーランド) 作品コンセプト: |
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パブリックコレクション |
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静岡県立がんセンター 作品コンセプト: |
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